バイク用レインウェアの選び方
バイク用レインウェアの適切な選び方として、まず第一に覚えておきたいことは、一回り大きいサイズを選ぶことです。
一般的にバイク用レインウェアは洋服の上に羽織ることが前提となっている為、最初からやや大きめの作りになっています。とはいえ中にジャケットやセーターなどの厚みのある洋服を着ることを考えて、通常よりも一回り大きいサイズを選んだ方が良いでしょう。ズボンの長さが足りなければ、シューズの中などに雨が入り込んでくる可能性があり、このようなことを避けることもできます。そしてアジャスター付きのものであればなお良いでしょう。アジャスターとは調整できるものであり、その代表的なものが袖や襟、ズボンの裾などについているベルクロです。しっかりと締めることで、風によってばたついたり、雨垂れが侵入するのを防ぐことができます。また機能性としては、防水と透湿性能を基準に選ぶようにしましょう。ゴアテックスのような透湿性の強い生地、ベンチレーターがついているものを選べば、梅雨や夏場の時期でも快適に過ごすことができます。
レインウェアの色を安全の面からも考える
バイクに乗っていると、車と違い体が露出しているので、急な雨などに備えてレインウェアを利用して雨の影響を受けないようにする工夫が必要となってきます。その際に気になるのが色です。
普段の服を選ぶように、なんとなく黒っぽいものを選んでしまうことも多いかもしれません。汚れも目立ちにくいですし、一見よいようにも見えます。しかし、暗い色の場合、薄暗かったり、雨で見通しが悪い場合に、車などからその姿が見えにくくなることもあります。明るいものにすると、遠くからでもその姿が見えやすくなることがあるのです。特に雨の日に着ることが多いものなので、バイクに乗っていて周りから見えにくくなりがちだということは念頭において選んでいきましょう。どうしても黒やグレーなどを選びたい場合には、部分的に反射素材を取り入れたものにするなど、遠くからでも見えやすいような工夫がなされているものを選ぶと安全なバイクライフにつながりやすくなるでしょう。